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栃尾の油揚げにはおへそがあって、厚揚げとは違う

長岡市栃尾の名物といえば、栃尾の油揚げ。この地域には特大サイズの油揚げ専門店が何軒もあります。わたしが新潟生活を始めた頃には20軒ほどの専門店があって、わたしは吾作揚本舗というお店によく行っていました。残念ながら2011年に閉店してしまいましたが、ご夫婦で揚げる油揚げは午前中には完売しまう人気の店の一つでした。わたしはいつも揚げる様子が見たくて朝早くに訪ねていたものです。お店に到着すると、固く仕上がった豆腐を切り分けたり揚げたり、そしてこんがりきつね色に揚がっていく大きな油揚げ。そして、その揚げたてを食べさせてもらいながら、油揚げ話を聞かせてもらうのがたのしみだったのです。なんとも贅沢なことですよね。

 

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      今では貴重になってしまった吾作揚本舗の包みの写真。

 

栃尾の油揚げって?厚揚げとの違いは?

栃尾の油揚げの一番の特徴は、何と言ってもその大きさ。お店によって多少の違いはありますが、長さ20×幅8×厚3cmほどでしょうか。一般的な油揚げの2倍どころか3倍はある油揚げ、想像してみてください。それだけでテーブルのメインディッシュな存在感です。そんな油揚げを厚揚げと同じじゃない?違うの?と聞かれることもありますが、厚揚げではないんです。栃尾の油揚げは、厚揚げの中のように水分たっぷりの豆腐ではなく外側までサクサクと揚がっているんです。まずは低温の油で中までじっくり火を通し、そのあと高温の油でカリッと仕上げているからです。カリッと揚がった油揚げは金串に刺して吊るされます。すると、さらに余分な油が落ちてサックサクに仕上がるというわけです。そう、だから栃尾の油揚げにはへそがあるんです。真ん中あたりにある小さなおへそ、一度見てみてくださいね。

 

個性豊かな栃尾の油揚げ専門店

栃尾観光協会のページに掲っている一覧を見ると、油揚げ専門店は16軒。ただ大きいだけではなくて、一軒ずつ結構しっかりとした個性があります。例えば、この2店、見ためだけでもこんなに違うんですよ。

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   どちらの写真も左が常太豆腐店、右が星長豆腐店。おへそ見えますか?

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     きりっとカッコいい佐野豆腐店の包み。各店の包みにも注目です。

幾つかのお店には、常太豆腐店星長豆腐店のように店名の中に「豆腐」と入ったお店がありますよね。そう、油揚げだけでなく豆腐も販売しているお店も結構あるのです。出来立てのまだ温もりのあるおぼろ豆腐、これを目当てに買いに来るお客さんも多く見かけます。

また、道の駅R290とちおに併設された 揚げ処さとうでは揚げたてを気軽に食べられ揚げたてのテイクアウトが人気です(道の駅R290とちおの食堂のメニューには油揚げ定食や油揚げ蕎麦があり、焼きだけでなく煮たものもなかなかです)。

 

栃尾の油揚げのおいしい食べ方と日持ち保存方法

栃尾の油揚げは、やっぱりシンプルに焼いて、焼きたてを食べるのが一番おすすめ!そのまま切らずにグリル、トースター、焼き網などでこんがりと焼いて、素早くザクザクッと2cmほどの幅に切って、熱々のうちに醤油でサクッと、どうぞ!想像しただけで、美味しそうですよね?甘みを含んだ大豆の香り広がって、たっぷりの小口切りのネギや、一味や七味もよく合います。県内の居酒屋でも栃尾の油揚げは定番。お店だと、味噌や納豆を挟んだものをよく見かけます。これもまたおいしいですよ!

日持ちは冷蔵で4~5日程度ですが、わたしはその日のうちに個別にラップで包んでからジッパー付きの袋にい入れて冷凍保存をしています。こうして保存しておくと2週間は大丈夫です。食べるときは、室温に少し(指で押せるくらいになるまで)置いてから、グリルで焼きます。そうしないと中まで温まらないうちに表面だけ焦げてしまうことがあります。もしも急ぐときだったら、軽く電子レンジで加熱してから焼くのをおすすめします。

 

どうでしょう、栃尾の油揚げが食べたくなってきたでしょうか?