新潟人ならすぐ納得のクラシックな洋菓子。
今月はいろいろなことがありました。
このお菓子は、新潟では知らないひとはいない(であろう) 特別な存在感のある洋菓子です。
この包みには「フロリダ」と書かれていますが、お店によっていろいろな名前がつけられています。ただ、通称というか、このお菓子を「プラリネ」と呼ぶ人も結構います。
新潟ではこんなに定番のお菓子も、他県の人にはその存在すら滅多に知られることがないお菓子だったりします。
その理由は、、、
このお菓子は新潟定番の引菓子(式菓子)だからです。
昔ながらの和洋菓子屋さん(和菓子も洋菓子もあるようなお店)などには普通に売られてもいるのですが、新潟では引き出物のイメージが強くあるせいか、買ってくるというよりは戴くもののという感じでしょうか?
それはさて、これがどんなお菓子かというと(お店によって多少の違いはあると思います)、
ベースは、三層のカステラ風のスポンジ。そのスポンジの間にはアンズジャムがサンド、トップ面にはキャラメリゼしたアーモンド(フロランタン)がトッピングされ、サイドと底面はチョコレートでコーティングされて仕上げられています。
この手間暇かかるお菓子を見るたびに
「どうしてこんな洋菓子が生まれたのだろう?」
「どうしてこれが引き菓子の定番に?」
と、思うと同時に再現してみたくてたまらなくなります。
いろいろなことがあった3月ももうおしまい。
新潟ではようやく開花の発表がありました。
近くの桜並木を散歩するのがたのしみです。
そうそう、先ほどこのお菓子を「プラリネ」と呼ぶ人もいると書きましたが、
新潟市にある念吉というお店ではこのお菓子は「プラリネ」という名前で売られていて、こちらのものが圧倒的に人気で知名度が高いのです。
※このお菓子についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ→念吉のプラリネ