雨が水っぽい雪に変わりました。
いよいよだね。いよいよですね。
観念の中にも小さな待ってました感が感じられる、そんな会話の週の始まり。
雪が降ると、あぁ降っちゃった…という気持ちと、降ったね!という気持ちがいりまじります。
新潟に暮らし始めたばかりの頃は、雪が降ると車の運転も歩くのも上手くできない私は日々滑るとか尻餅つくとか、消雪パイプの水で服を濡らすとか…散々で、心底雪の季節が嫌いでした。
それなのにいつの頃からか、降ると少しホッとするような、不思議な安堵のような感覚が混じるようになりました。
とはいえ、今だに運転も歩行も決して上手くなっていないので、庭木の霙雪を眺めながら手綱をググッと引き締めました。