洗って陰干ししておいた里芋。
これは土垂(どだれ)という品種です。
同じ新潟県でも五泉市には「絹乙女(きぬおとめ)」という何とも上品な名前の里芋があります。
一方でこちらは「土垂(どだれ)」。。。
昔からこの地域で栽培されている在来種の里芋で、その名前(土が垂れる)からもわかるようにねっとり粘り気が大変強いのが特徴があります。
その強い粘けが扱いにくいと敬遠されるのを聞いたりしますが、この地域では密度が濃くてねっとりやわらかい土垂は 新潟の郷土料理「のっぺ」にはこれでなくては と根強く愛されている里芋です。
「のっぺ」はお正月など主に人が集まる時に作られる料理で、普段我が家でよく作る里芋料理というと「いも味噌」という味噌味の煮ものになります。
この料理ものっぺと同じくまたこの粘り気があってこその料理で、ねっとりとした煮汁がからだをあたためてくれるような気がします。
今日は暑さが戻る日となりましたが、これからいよいよ根菜が美味しい季節になってきますね。