いつの頃からか大好物のどら焼き。
最近一層好きになり、ついついどら焼きを探していたりするのですが、
新潟ではその付近に中皮(ちゅうか)というお菓子が並んでいたりします。
中皮は、円形に焼き上げた生地で小豆餡(白餡)を包んだ三日月型の和菓子で、求肥こそ入っていないものの、若あゆ(鮎焼き)や調布に似ています。
今まで暮らしてきた地域では全く見なかったお菓子だったのですが、数年前に函館に行った時、昔ながらの和菓子屋さんで似たものを見かけました。
その函館でみた和菓子の名前は中皮ではなく、中華まんじゅう。
しかも新潟の中皮の倍以上ものサイズ!
500mlのペットボトルに負けていない貫禄サイズの中華まんじゅう。
大きさこそ違うものの同じようなお菓子で、函館どちらともちゅうか。
なぜこんなお菓子を「ちゅうかというのだろうか?」とかつて調べてみたら、
和菓子の世界では、
粉・砂糖・卵を合わせた生地を中花種(ちゅうかだね)、
これを焼き上げた皮を総じて中花(ちゅうか)
というのだそうで、それが中皮や中華まんじゅうに変化したとのこと。
これを知って以来、各地でどら焼きを見るたびに中花の姿を探してしまう私です。
どうぞ新潟の中皮も探してみてください。