ドイツ人は「この料理にはこの品種、あのサラダにはあの品種」と、料理によってじゃがいもの品種を使い分けると聞きました。
これを聞いたとき、まるで新潟人のなすみたいだなと思ったのです。
新潟の人は本当にたくさんのなす食いですが、その種類もまた豊富で、そんな多種のなすを「漬物にはこの品種、焼くのはあの品種」という風に、使い分けて使いこなしているのです。
新潟ならではの美味しさだと思うのは、なすの浅漬けでしょうか。わたしは大阪生まれなので泉州水なすの浅漬けの美味しさも重々知り得ています。でも、新潟のなす漬けも一度味わってみていただきたいです。
写真(左)は十全茄子と水茄子を親に持つ「紫水」という漬物用のなす。
写真(右)は「越の丸」という煮崩れしにくい品種で田楽や揚げ出しに。