「冬のおやつあじまん」を知っていますか。あじまんは、いわゆる大判焼きのこと。ただし、「冬の」とあるように寒い時期限定の大判焼きです。
あじまんの屋台を知ったのは新潟に来てから。寒さを感じる頃になると、ホームセンターや駐車場の一角にそっとあらわれて、屋台形式であたかもずっとここに居たかのようにすっと溶け込んで販売がはじまります。そしてまた、寒さが緩む頃になると、何事もなかったかのようにふっと消えてしまっています。大判焼きというと、名古屋の東海道とか関西の御座候みたいに、スーパーのフードコートやデパートの地下に常設されているイメージを持っていたので、こんな風にどこからともなくやってきて、どこかへと去っていく屋台は、わたしにとって暫くのあいだ謎めいた存在でした。
ところが最近では、寒い時期限定で焼きたてを販売するあじまんの営業スタイルに、季節を感じるようになってきました。あじまんの今季の営業は今月いっぱいだそう。
もう春ですね。