昨年末頃からすっかり魅了されてしまった菊芋(キクイモ)。
菊芋は、ショウガのようなターメリックのような外見、そして“健康食材”という強い印象にあって、ついつい距離を置いてしまっていた野菜です。
ところが、ある日のレストランでサーブされた一皿でイメージが急変。名前はわからないけどホクホクと甘みのある野菜がとっても美味しくて!そうこれが菊芋だったのです。
その時は、
「プロの手にかかると菊芋もこんなにおいしくなるんだ、さすが。。」
なんて思ったのですが、
翌日に入ったカフェのサラダにも菊芋が!そしてまた「おいしい。。」
それからというもの、煮て、揚げて、蒸して、オーブンや電子レンジを使って…。そうして、菊芋の個性や自分の好きな食べ方が少しずつわかり、同時に菊芋が苦手という人が多いのもわかってきたようです。
その大きな理由は、
- 菊芋は、加熱具合によって食感が大きく変わる
生のままだとサクサクシャキシャキとした食感ですが、加熱すると蒸した百合根のような独特のねっとりとした肉質になります。さらに芯までしっかり加熱すると、ねっとりを超えてペーストのようにとろり食感になることも。
- 菊芋は、大きさ鮮度によって硬さが大きく違う
菊芋は丸みがあってカサカサしていないものが鮮度が良く、大きい部位ほど肉質がしっかりしていて、小房部分はやわらかくなりやすいという特徴があります。
これらの特徴を理解しないと予想外の仕上がりになって残念な気持ちに。でも、反対に個性を掴んで自分好みに仕上げられたらうれしいですよね。
私はシャキシャキ食感は好きなのですが、菊芋は香りが強いものもあるので、加熱してたべます。でも、とろり過ぎず食感があるのが好みです。
そんな私のおすすめは「菊芋のグリル」。外側は香ばしくカリカリッと中はホクホクもちもちと仕上げて、これをサラダに加えるのが好き!
写真のサラダには大根、ブロッコリー、小松菜、白ネギが入っています。
作り方は簡単なので書くまでもないかもしれませんが、、
まずはフライパンにオイルをひき、一口大にした菊芋を炒めます。外側にこんがりと美味しそうな焼き色が付いてきたら塩胡椒をして、蓋をして数分蒸し焼きにします。 途中で竹串を刺してみて固さを確認。ここで好みの固さでストップするのがポイント(私はやや固いかな?くらいが好き)です。これをグリーンサラダ、大根サラダ、お好きなサラダに加え混ぜて出来上がり。外側は香ばしくカリカリ、中はホクホクもちもちと、が理想です!
※この料理には小房の小さめの菊芋がおすすめ。もしも大きな菊芋だったりして火が中々通らない場合は電子レンジで少し加熱してあげると良い。