新潟生活

大阪生まれ 名古屋育ち 東京暮らしを経て 料理をしながら新潟で生活しています

新潟の「あづま揚げ」は「さつま揚げ」

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魚肉のすり身を揚げた鹿児島名物でもある「さつま揚げ」

ですが、実はその呼び名には地域性があるのですよね。

 

大阪に暮らしていた頃は「てんぷら」と読んでいたものが、名古屋に引っ越してからはそれが「はんぺん」だと聞かされ、大混乱した練り製品。「さつま揚げ」というのは鹿児島で作られたものだけが「さつま揚げ」と名乗れるものとばかり思っていたのです。

 

ところが、名古屋に暮らしていた頃、鹿児島出身のかたから実家から送られてきたという本場のさつま揚げをいただいたときのこと、

「鹿児島のつけ揚げは少し甘いけど食べてみて。」と!

「つけ揚げ」⁉︎

ご当地鹿児島の方々の間ではそんな風に呼ばれ親しまれているということを知り、さらによくわからなくなった記憶があります。

そんなさつま揚げ、東京に行ってからは普通に「さつま揚げ」というのですよね。

 

ここ新潟でも「さつま揚げ」で通じますが、商品には「あづま揚げ」「あづまあげ」とか「あずまあげ」と書かれていることがよくあります。西の薩摩地方の薩摩(さつま)揚げに対して、東の地の東(あずま)揚げと聞きましたが、これはかなり希少なの呼称のようです。

 

ご興味ある方はこちらをご覧ください。

それにしてもさつま揚げほど呼び名に苦戦した食材はなかった!