新潟生活を始めたばかりの頃、叔母が枝豆と一緒に鈍い赤紫色の細長い茎を抱えてやってきました。「ルバーブ!」とはしゃぐ私に、「ずいきよ!」と伯母。
そう、わたしはこのとき初めてフレッシュな芋茎(ずいき)を見たのでした。
続きを読む叔父が今年も庭のネクタリンを収穫して届けてくれました。
ネクタリンはそのまま、食感のあるうちにサクサクと食べるのが好きなのですが、完熟で届く叔父のネクタリンは残念ながら日持ちがしません。なので、すぐに食べきれない分はコンポートにしておきます。
ネクタリンのコンポートは甘酸っぱさがあって濃厚な味でまるであんずのような感じになります。そのまま食べたり、ヨーグルトに入れたり、タルトやケーキのトッピングにもぴったりです。
こんなふうにあんずに似た雰囲気があるネクタリンですが、桃の仲間なんですよね。桃とネクタリンの違いはうぶ毛があるかないかだと聞きました。うぶ毛があるのが桃、ないのがネクタリン。そんなネクタリンの和名は「毛なし桃」。。
この名前、ちょっと好きです。
とにかく東京まで急いでいて、滑り込んできた上越新幹線に飛び乗ったら何か違う。
車内に入ると、片側の壁は田園風景が広がり、反対側の壁は一面鏡面ステンレス。
座席は窓面側だけに沿ってゆったりとソファが配置・・・。
違和感を感じながらも飛び乗れてホッとしたのと心地よさにうとうと。。。
これがGENBI SHINKANSEN(現美新幹線)で、越後湯沢駅止まりだと気づいたのは、
浦佐駅(越後湯沢駅の一駅前)に到着のアナウンスが流れる頃でした。
いっそ越後湯沢駅まで乗って行ってもよかったのですが、浦佐駅で下車することに。
というわけで、ビューンと東京駅のはずが、なぜかリゾート気分で浦佐駅。
広く高く大きなホームに抜ける風。
ベンチに座って、持ってきていた「流される美学」という本のタイトルを見たら、
逸る気持ちが一瞬にしてどこかへ飛んでいきました。
新潟限定ビイル、風味爽快ニシテの夏季限定デザイン缶。
気がつけば、「花火のデザイン缶に枝豆」が似合う季節も残りわずかとなり。
夏の思い出を語りながら集う、そんな頃になりました。
名残の夏を味わいながら、火照った体を癒したいものです。